転職したい

転職したい

WINDLABで担当した個人のリスクマネジメント例を、守秘義務に抵触当しないように書いています。
この方は、独立されるよりも組織の中で指導者として大成する人でした。

転職したいが、自分の向き不向きも含めて知りたい。

転職

"Career Fair at College of DuPage 2014 14" by COD Newsroom is licensed under CC BY 2.0

 

ある分野で関わりのあった方からの相談でした。

 

「今の自分の仕事に満足していないわけではないが、新しい挑戦としてこういう話がある。」
「自分に向いているとしたら、今の会社にいつ切り出して転職すべきか見てほしい。」

 

こういう場合は、3つ観点で見る必要があります。

 

1) 転職先の企業情報から、そもそも問題ない先なのか。

 

2) その人の勤務に対する姿勢と、向き不向き
   (意識的側面、無意識的側面、物事に対する考え方の傾向など)が、
   その新しい仕事にフィットするのか。(PLAN A)

 

3) 今のポジションにい続けた場合、どうなるのか。(PLAN B)

 

まず1)については、上場企業でしたので四季報などから、
過去3年分(場合によっては5年分)から、
従業員一人当たりの経常利益の推移を見ていきます。
この場合に増加傾向ではないものの、安定しており、
許容範囲にあると見ました。

 

次に2)については、この人は独立志向が強いですが、
独立した場合自分の思いを強く出しすぎる傾向があり、
大きな組織の中で指導者として部門を指導するとか、
教育係として人の上に立つのは望ましくても、
自分がお山の大将となると、
自分の「正しい」をお客様にも押し付けるような傾向があるので、
駄目だという事がわかりました。
これは基本的には、ご本人の無意識的な傾向分析から出していきます。

 

最後に3)についてですが、これは基本的にご本人の申告を採用しました。
結論から言えば、今が頂点であとはじり貧と見ました。

 

この時の結論は、その転職については問題はないし、勧められる。
大っぴらに物事を進めると邪魔が入るので、直前まで公表しない事。
自慢をするような行動を控える事。

 

という方針を立て、具体的なスケジュールと、
いつ誰に何をするべきかを決めて行動してもらいました。

 

実際にも、非常にスムースに問題なく結果が出せた事例です。